配管劣化診断調査

配管を切らずに内部を診断。
X線や超音波、ビデオスコープなど、
新鋭設備による非破壊検査で劣化診断。

水道管イメージ画像

建築物における配管設備はその経年とともに赤水、漏水、閉塞、流量低下などの支障が発生します。
これらの設備配管を永く正常な状態で保つためには配管の現状を正確に把握し、維持してゆくことが重要です。
早めに対策を立て計画を進めることが無駄のない改修を可能にします。

Step:1予備調査

改修歴・トラブル内容調査

改修歴・トラブル内容調査イメージ画像

使用者・管理者からのヒヤリングと管理記録の分析などから劣化状況を把握する。

図面調査・現地調査

改修歴・トラブル内容調査イメージ画像

系統図・平面図から設備状況を把握し現地調査を行う。

調査計画書・調査見積書

改修歴・トラブル内容調査イメージ画像

本調査に向けての調査方法や箇所ならびに実施スケジュールを提案し協力依頼事項を確認する。本調査の見積書を作成する。


Step:2本調査

目視調査

先に作成した調査計画書に基づき、外観目視により主要設備を現地調査する。

非破壊検査による調査

調査計画書に基づき、非破壊検査機器(超音波肉厚測定やX線透過撮影調査など)による主要設備の現状調査を行う。
(状況により抜管サンプリングなどの破壊調査を加える事もある。)

鉄管内部透過写真 鉄管内部透過写真

主な調査方法

ビデオスコープ内視調査

特徴
配管内部を直接内視できます。
長所
給水カランを取り外し、最小13mmの配管から内視ができます。
カメラヘッドのリモート操作ができます。
短所
挿入距離は3m程度までです。調査対象配管の断水、給水カランなどカメラヘッドを挿入できる開口部が必要です。
適用
給水管・給湯管・排水管・冷温水管・各種配管(13mm~80mm)
ファイバースコープ

CCDカメラ内視調査

特徴
配管内部を直接内視できます。
長所
50mm~150mmまで内視可能です。挿入距離は最大30mです。
短所
カメラヘッドのリモート操作ができません。
適用
排水管・ダクト・狭隘部分
CCDカメラ内視調査

自走式テレビカメラ内視調査

特徴
配管内部を直接内視できます。
長所
200mm~900mmまで鮮明に観察できます。カメラヘッドが360度回転し配管全周が観察できます。
短所
会所間の配管で曲がりがあれば入りません。
適用
下水本管の調査
自走式テレビカメラ内視調査

サンプリング調査

特徴
配管を切り取り半割し状況を観察します。錆瘤を除去して減肉値を測定します。
長所
劣化状況が一目で誰が見ても明確に分かります。
短所
切断・復旧が必要で手間がかかります。断水も伴います。
適用
各種配管
サンプリング調査、洗浄前洗浄前 サンプリング調査、洗浄後洗浄後

X線透過撮影調査

特徴
外面より配管内透過写真を撮り、減肉状況、錆瘤、閉塞状況を解析できます。
長所
調査対象管が使用されている状況でも撮影可能です。断水、保温材撤去が不要です。
短所
機材設置スペースが必要です。放射線を出すため待避が必要です。
適用
各種配管(150mmまで)
X線透過撮影調査

超音波肉厚測定調査

特徴
外面より配管内の減肉状況を数値データとして取得できます。
長所
使用状況で測定が可能です。数値データから管寿命の算出ができます。
短所
保温材及び塗装の除去が必要です。
適用
鋼管(給・排水管、消火配管、プラント配管)

超音波肉厚測定調査

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